諏訪神宮寺村文書J-3「借用申金子事」(架蔵)

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諏訪神宮寺村文書J-3「借用申金子事」画像

翻刻

  借用申金子事
一、金五拾両也、
右者、為登京前金御無心申上
借用仕、慥ニ受取申処実正御座候、
然上者、糸出来次第差上聊
無相違皆済可仕候、為後日
借用證文、仍如件、
          諏方神宮寺村
嘉永五年壬子       本人 勇助(印)
      五月十二日  請人 惣兵衛(印)
 佐原市右衛門様
	

現代語訳

 借用します金子のこと
一つ、金五両
右は上京のために前金を無心して借用して、たしかに(金を)受け取りましたこと間違いありません。そうである上は、糸が出来次第(京都へ)上って、すこしも間違いなく皆済いたします。後日のために借用証文、この通りです。(略)
	

大意

神宮寺村の勇助という人物が、佐原市右衛門に金5両を借りている。登京のため、としたり、糸ができ次第、としていたりするので、勇助は京都へ糸を売りにいくための費用を借り、売れたらその利益で返済することを予定しているものであろう。諏訪・岡谷地域は近世後期から製糸業が発達していた。